“appear”には大きく分けると「現れる」と、「〜のように見える、思われる」の2つの意味があります。

なんとなく意味は知っていても、実際に使いこなせなかったり、使い方に自信がない人も多いかもしれません。

本記事では”appear”の意味と使い方を例文付きで詳しく解説します。

本記事を読み”appear”の使い方をマスターして、さらに表現の幅を広げていきましょう。

1.現れる(何かがどこからか出てくる)

1.現れる(何かがどこからか出てくる)

“appear”は「現れる」の意味があり、人物やもの、現象がどこかに現れることを意味します。

  • (人や現象などが)現れる、姿を見せる
  • テレビや映画などに出演する
  • 新聞に載る
  • 本が出版される

それぞれ例文を見てみましょう。

(人や現象などが)現れる、姿を見せる

Aさん
A cat suddenly appeared out of nowhere.
訳)猫が突然どこからともなく現れました。

 

Aさん
Dinosaurs appeared on Earth about 230 million years ago.
訳)恐竜は約2億3000年前に地球上に出現しました。

 

Aさん
He appeared a few minutes before the end of the party.
訳)彼はパーティの終わる2、3分前に姿を現しました。

人や生物以外の出現にも使えます。

Aさん
A stain appeared on my dress.
訳)ワンピースに染みが出てきました。

 

Aさん
A new problem appeared yesterday.
訳)昨日新たな問題が生じました。

テレビや映画などに出演する

“appear in movie, play, concert”で、「映画、演劇、コンサートに出演する」の意味ですが、テレビ番組に出演する場合は”appear on〜”が使われます。

Aさん
Did you know that Sarah Jessica Parker appeared in Footloose?
訳)サラ・ジェシカ・パーカーが「フットルース」に出ていたの知ってた?

 

Aさん
She is going to appear on a TV show next month.
訳)彼女は来月、テレビ番組に出演します。

また”appear”は主役でも脇役でも「出演する」の意味で使えますが、主役の場合は動詞”star”を使えば「主演する」の意味になります。

Aさん
Audrey Hepburn starred in My Fair Lady.
訳)オードリー ヘップバーンは「マイフェアレディー」で主役を演じました。

 新聞に載る

Aさん
The story appeared in newspapers on the front page.
訳)その話は新聞各紙の一面に載りました。

 

Aさん
Her picture appears in the paper.
訳)彼女の写真が新聞に載っています。

本が出版される

Aさん
His novels also appear in English and Spanish.
訳)彼の小説は英語とスペイン語でも出版されています。

 

Aさん
Did her latest book appear yet?
訳)彼女の最新の本はもう出版されましたか?

2.〜のように見える、思われる

"appear"の2つの意味と使い方を例文付きで徹底解説!

“appear”には、人やもの、出来事などが外見や様子から判断して「〜のように見える」「思われる」という意味もあります。

  • “appear to be~(形容詞、名詞)”「~のように見える、思われる」
  • “appear to ~(動詞)”「~するように見える」
  • “It appears that ~”「~のように思われる」

このような形で使われます。

それぞれ例文を見てみましょう。

“appear to be~(形容詞、名詞)”「~のように見える、思われる」

Aさん
You appear (to be) very pleased.
訳)とても楽しそうですね。

 

Aさん
He appears (to be) busy.
訳)彼は忙しそうです。

 

Aさん
It appears (to be) a serious problem.
訳)そらは深刻な問題に思われます。

上記の例文の”to be”は省略できます。

これらのように、楽しい、忙しい、問題など、どれも主観的で程度や比較の差が存在する表現は”to be”の省略が可能です

Aさん
The creature appeared to be a bear.
訳)その生き物は熊のようでした。

この”to be”は省略できません。

熊は誰が見ても熊で、程度の差がないからです。

“appear to ~(動詞)”「~するように見える」

“appear to”に動詞が続き「〜するように見える」という意味で使われます。

Aさん
He appears to fall in love with her.
訳)彼は彼女に恋をしたようです。

 

Aさん
The fire appears to have started in the bedroom.
訳)家事は寝室で発生したようです。

 

Aさん
He didn’t appear to notice your arrival.
訳)彼はあなたが来たことに気づかなかったようです。

“It appears that ~”「~のように思われる」

この〜の部分は主語+動詞の文が続きます。

“It appears to me〜”「私にとって〜と思われる」と”to meなど、誰にとってそう思われるのかを入れることもあります。

では例文を見てみましょう。

Aさん
It appears that no one noticed her escape.
訳)誰も彼女が逃走したことに気づかなかったようです。

 

Aさん
It appeared (to me) that he was upset.
訳)(私には)彼は気が動転しているように見えました。

 

Aさん
It appears that she will change her job.
訳)彼女は転職するように思われます。

 

“It appears as if〜”も「〜のように見える」の意味で使われます。

“as if”に続く文は仮定法にはならないので、注意してください。

Aさん
It appears as if she knew everything.
訳)彼女は全て知っていたようです。

“appear”の類語

"appear"の類語

”show up”

「現れる」の意味での”appear”の類語です。

“appear”は「なかったものがどこからか現れる」というイメージで、“show up”は誰かが待っているところに「姿を見せる」「人がやって来る」というイメージです。

Aさん
He showed up, apologizing for being late.
訳)彼は遅れたことを謝りながら、やって来ました。

“pop up”

「ひょいと現れる」というカジュアルな言い方です。

Aさん
Call me, if something pops up.
訳)何かあったら、電話して。

“seem”

「思われる」の意味での”appear”の類語です。

“appear”は外見から判断してそのように思われる、”seem”は個人的に、主観的にそのように思われるという点で異なります。

Aさん
There seems to be a problem with my computer.
訳)パソコンに問題があるようです。

この”There seems to be a problem with〜”は「〜に問題があるようです」の意味で頻繁に使われる表現です。

問題があると断定しないで、婉曲的に控え目に問題があることを告げる便利な表現ですので、覚えておくと便利です。

まとめ

“appear”の2つの意味と使い方を紹介しました。

これらは全く異なった意味ですが、英語にはこのように1つの単語に全く異なるいくつかの意味がある単語が多数存在します

知っていると思っている単語でも、訳してみて意味がおかしいと思った場合は、他の意味であることが考えられます。

その都度辞書で調べて、少しずつ語彙を増やしていきましょう。